ずっと記憶に残るであろう光景がまた一つ増えた。続けることの難しさを感じつつ、変化を如何にして受容するかを考える。
悲しみが回を重ねるごとに小さくなってゆくのは、結局のところその絶対量がどれも均一だったからだろうか。毎度、同じ事に同じだけのリアクションしていたらそれは単なる物忘れか何かだと思う。或いは己の感受性の低下、本能的な防御かもしれない。
生きていく中で小難しいことは増える一方、けれどもそんなの知りませんと純粋なものに惹かれてしまう。あれもこれも繋げて考えるからいけないのだ。一つでよい。
ことが終わった後の写真は机の奥にしまいましょう。それらが次に日の目を浴びるのはいつだか知らないが、時がくれば懐かしさと共に美化されまたお会いすることでしょう。